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2003.12.07
(Sun) RIKUO LIVE in 松山 MONK
※松山在住の梶虎さんからのライブレポートです。 |
愛媛県松山市。僕はここに約2年前から住んでいる。今はそうだが、2年前までは同じく愛媛県の、保内町という所に住んでいた。そこは僕が生まれ育った町で、「町民みんなが家族」とまでは言わないにしても、僕の大切な、家族・仲間・恩師や知り合いがたくさんいる町、保内町。僕はその大好きな町の大好きな人たちに、素敵なメロディーを届けれたらいいなと思った。 それは、そう・・・リクオさんの歌。2001年11月24日。リクオさんは保内町に来てくれた。そして素晴らしい歌を聴かせてくれた。 僕が初めてリクオさんの歌を聴いたのは、今から5年前。 1998年11月11日。京都「磔磔」での「三代目魚武濱田成夫WITHリクオ」 ライブだった。その時の感動は今でも忘れることが出来ない。そしてそれから今日ま での5年間で、何回ライブに足を運んだかは数えていないけれど、いつだってリクオ さんは期待以上のパフォーマンスを僕たちに見せてくれる。みんなそうだと思うけど、 耳で聴いていない。ハートで、体全体に伝わるリクオさんのソウル。僕は最近のリクオさんのライブで、実は、涙が出る。覚えている。 今日までで合計3回泣いた。2年前8月の岡山モグラで。そして保内町で。 そして松山MONKで・・・。仕事の関係で保内町から松山市へ引越しをした。仕事が忙しくなった。毎月参加していた詩の朗読会にも行けなくなった。 地元のアマチュアライブにも参加しなくなった。 疎遠になっていった。免許は停止になった。彼女には振られた。友達と喧嘩した。仕 事は思うようにいかない。体重は83kgにまで増えた。自分が嫌になった。そした ら人が嫌いになった。この街が嫌いになった。やる気が起きなかった。 そう僕はこの街で、潰れていた。そんな時、ある本に出会った。 早川義男さんの「たましいの場所」という本だ。その本の中の1つの話「今を生きる」 を読んで、涙が出た。今、輝いていこう!その為に何から始めていこうか、考え出し た。ひとつひとつやっていこうと思った。僕は三流の人間じゃない。僕の中の三流と 一流はなんなんだろう?と考えるようになった。友達には「ごめん」と仲直りした。 83kgあった体重は半年かけて15kg減量した。免許は満点になった。資格試験 は落ちたけど、来年また挑戦しよう。彼女はいない・・・。詩の朗読会にも久しぶり に参加しよう。そして、松山MONKでのリクオライブを成功させよう!という夢が 出てきた。リクオさんに9月頃だったか、「松山でライブ、来てください!お願いし ます!」とは言ったものの、正直不安はあった。この2年間で、数回挫折していたか ら。でも結果から言って、「大成功」したのは、仁、三好さん、えみちゃん、村上さ ん、そしてMONKの篠原さんをはじめスタッフの方々、はたまた僕の兄貴や、多く の仲間・リクオファンのおかげです。 今回のライブ、リクオさんの歌は、僕が主催してお客さんに聴かせてあげたのではな くて、僕がみんなに聴かせてもらったんです!ありがとう!!!「リクオ来るんやっ て!?マウンテンバイクでGO!楽しみやなぁ!」、「また呼んでくれるんや!あり がとう!楽しみにしてる!」そういう声をたくさんもらってうれしかったし、勇気付 けられました。 12月6日、高知、高松でのライブを終えて、リクオさんは松山入りされました。 JR松山駅に僕と三好さんとで迎えに行き、改札で待っている間、ドッキドキでした。 2年ぶりに会うリクオさんは、笑顔を見せてくれました。ホントは佐田岬半島の日本 一!?の海の幸を食べてもらいたかったんだけど、リクオさんも僕も仕事があって、 そのまま松山道後のホテルへ。その日は別れた。 翌日ライブ当日は、親友の仁と一緒にリクオさんを迎えに行った。そして谷屋旅館と いう1年前に三代目魚武濱田成夫さんが47日間、ここ松山の道後に滞在した際宿泊 していた旅館にリクオさんにもお泊り頂くようチェックインしてから、日本最古の温 泉、「道後温泉」に入りに行った。「リクオ坊ちゃんはいたく喜んでくれたぞなもし (なんちって)。:松山弁」 それからお昼を三好さんが予約してくれたMARUBUNで食べて、ライブ会場MONKへ。 リハーサルを行った。2年前にも保内町でお世話になった田村さんという調律師の方 に今回もお世話になった。ありがとうございました! リハーサルの際、リクオさんがピアノの前に座り、指を置いたとき、僕は幸せを感じ ていました。いよいよだぁ〜っ!って。いったんリクオさんは谷屋旅館に待機されに 戻り、僕達はお客さんをお出迎えした。続々とみんなが来てくれた!家族や親戚、地 元からも大勢来てくれた。「今度はまた保内町でもやってくれよ!今日は行けないけ ど、本当におめでとう!」というメールも届いた。みんなワクワクした面持ち。会場 には「77年9月9日、京都磔磔、西岡恭蔵とカリブの嵐」というCDを流した。ウ 〜ン、いい感じ!リクオライブ初体験の人も大勢いた。 みんなが「リクオは来てるん?」、「え、どこどこ?」ってな感じになった頃、つい にリクオ登場!みんなが唾を飲み込んだ!ゴクリ・・・。語りから入る。 「私は憂鬱を愛する。それを治そうとする薬なんて探さない。憂鬱こそが私の麻薬な のだ。僕はこの言葉を、人生を思いっきり楽しんでやるぞ!と言っているのだと解釈 しています」とリクオさん。僕は思った。 これからも僕の人生、生活の中で、いいこともあれば、またいやんなるよなこともあ るだろうな。あるに違いないけど、ほんとそうだ!俺も楽しんでやろう!そうだそう だ!そうなんだな。ありがとう!僕のスーパースター、リ・ク・オ! テンション上がって来たぁ〜っ!兄貴のリクエストしていた「マウンテンバイク」で は、みんなノリノリで。兄貴も、いつも一緒に飲みに行っては「マウンテンバイクで GO!」と歌う仲間たちもご機嫌!グレイハウンドバスは相変わらず壮大なスケール! 僕ははじめ会場の入り口で聴いていたのですが、途中で一番後ろの席のその後ろで立っ て聴いていました。というよりもリクオさんのライブを楽しんでいるみんなの後姿を 見ていました。嬉しかったな。 ついにこの日が来た。今ライブしてるよ〜っ!ってな感じで。MONKさんのお店の 都合もあって、2部構成の今回のライブ、前半最後の歌は、「ソウル」(だったと思 う・・・汗。)15分のハーフタイムの間、来てくれた人、できるだけ多くの人と話 をした。みんな興奮していた! 「すごいよ!びっくりした!」・「こんな間近で見れてラッキー!」・「梶虎も詩の 朗読せんのんか?あはは!」・「後半も楽しみやなぁ!」僕も楽しみ!いろんな懐か しいナンバーから、「さよならCOLOR」、「夜霧よ今夜もありがとう」・「機関 車」などのカバー曲に、みんなうっとり。そして僕が今回泣いちゃったのは、何と言っ てもこの曲!「空と祈り」。 2年前、保内町で初めて聴いた。それが初めてのお披露目だったといいます。「たく さんの愛の中で僕は、いろんな悲しみを燃やしていくことが出来ました。僕に愛をく れるみんなに感謝です。ありがとう。この気持ちを本当にペイフォワードしていこう と思います。」・「いつかまた恋をしたいと想っています。」本当に、本当に僕は幸 せものです。 そのほか、たくさんの曲を本当にサービス満点、フルスロットルなパフォーマンスを 見せてくれました!「MONK」で聴く「MONK’Sドリーム」気持ちよかったで す。 「パラダイス」今回のライブの僕のテーマでした。「パラダイスはここではないどこ かにあるのではない。今立っているこの場所をパラダイスに変えていくんだ!ここ (個々)から始まる新しいパラダイスに乾杯!」。最高のライブでした。 ライブが終わり、お客さんが帰っていきます。みんな顔を赤らめています。「また呼 んでね。絶対また来るから!」・「リクオ最高!」・「今度はもっとたくさん友達連 れてくるね!びっくりした!みんなに聴かせてあげたい!」ってみんな。あっりがとぉ 〜っ! 打ち上げは兄貴がお店を予約してくれて仲良く楽しく飲みました。 僕も、リクオさんを谷屋旅館に連れて帰る身でありながら、すっかり飲んじゃって、 スミマセンでした・・・。 最後になりましたが、リクオさん、本当に、ほんっと〜っに最高でしたっ!!!かっ こよすぎで、やさしくて、ちょっぴりせつなくて、僕のスーパースターです。ほんま に。感謝。感謝。感謝です。それと仁、ライブ終了後にした握手は忘れない。本当に ありがとう!三好さん、いっしょに美しいライブを開催できたこと、感謝しています。 これからも美しい暮らし、ずっと探していこー!村上さん、すべてを忘れない。聴け てよかったなぁ!この夜のこと、いっしょに準備したkと、すべてを忘れない。あり がとう!えみちゃん、かっこいいスタッフマークを作ってくれてありがとう!次回の ライブもいっしょに使おうね。ありがとう!MONKの篠原さんはじめ、お店の方々 にも大変お世話になりました!またこれからもよろしくお願いします!それと来てく れたみなさん、ライブはリクオさんの素晴らしさと同時に、みなさんの素晴らしさ、 感受性と共に大成功へと成立しました!来てくれて、そして楽しんでくれて、本当に ありがとうございました!4 ライブから2週間が過ぎた今、クリスマス前。みなさん、元気ですか?僕は元気です。 人生、生活の中で、これからもずっといいこともありゃぁいやなこともあるんだろう けど、そのすべてを楽しんでいこうと思っているから。元気にやっています。また会 いましょう! SEE YOU NEXT RIKUO LIVEIN EHIME!〜僕のこれからと、 みんなのペイフォワードに想いを馳せながら・ |